3年越しでラブコールを送っていた松坂選手は結局ソフトバンクホークスに入団しました。

地元横浜高校出身のスーパースターということで、球団も毎年のようにオファーをかけていましたが、それも実りませんでした。

非常に残念な結果となりましたが、なぜ松坂選手は横浜DeNAベイスターズを選ばなかったのか?考察してみたいと思います。

 

マネーゲームには参加しなかった

ソフトバンクが出したとされるオファーは、3年総額12億円プラス出来高という破格の金額。来年35歳になる投手に出す条件としてはかなりのものです。

それに対してDeNAベイスターズが出したオファーは、金額は明らかになっていませんが、複数年契約を提示。まぁ、3年連続でオファーを出しているくらいですから、複数年契約を提示したのは当たり前ですよね。

高田GMは、マネーゲームには参加しないことを明言していましたので、2年総額5〜6億円か、多くても3年総額10億円ぐらいのものだったのではないかと推測されます。

金銭面では完全にソフトバンクが上です。しかし、ベイスターズの選手たちの年俸バランスを考えると、それでも超破格のオファーを出したことがわかります。

 

【ベイスターズ年俸ランキング】

1位 三浦 1億8000万円
2位 久保 1億2000万円
3位 山口    8000万円

 

自由契約となったブランコ選手が2億円と言われていましたので、扱いは完全に助っ人外国人並みの待遇です。

 

200勝を達成するために勝てるチームを選んだ

次に考えられるのがチーム状況です。松坂選手の成績は、今シーズンまでで、日米通算164勝をあげており、200勝まであと36勝と迫っています。

順調に毎年12勝以上の勝ち星を積み上げれば、3年後には達成できる見込みですし、うまくいけば、来シーズンには達成できます。(さすがにそれは無理か…)

そうして考えた場合、確実に勝ち星を積み重ねられるチームを選択するのは、当然といえば当然ですよね。

加えて、ソフトバンクホークスのリリーフ陣の層の厚さは、今シーズンの結果を見ても実証済み。先発して、5回〜6回まで安定した投球をすれば、あとは安定のリリーフ陣が勝ち星をプレゼントしてくれます。

対して、DeNAベイスターズのリリーフ陣は、絶対的な守護神の不在や、セットアッパーの安定感に欠け、久保の最多勝やモスコーソの二桁勝利をことごとく潰してしまったという実績があります。

200勝利を目標としているのであれば、日本シリーズを制して日本一になったソフトバンクホークスと、万年Bクラスで、まだ一度もクライマックスシリーズに出たことがない唯一の球団であるDeNAベイスターズ、どちらを選ぶかなんて、迷うこともなかったのではないでしょうか。

 

捕手 細川選手の存在

先ほどの200勝利を達成するのに欠かせないのが捕手の存在です。自分の特徴を理解し、調子が良い時でも悪い時でも、投手の持っている力を引き出してくれるのが、相性のいい捕手です。

投手は、捕手との相性によって成績が変わるというケースも少なくなく、どんな捕手が受けてくれるのかというのは、投手にとってはかなり重要なポイントとなります。

ちなみに、ソフトバンクホークスの正捕手は、松坂選手の西武時代の女房役である細川選手です。昔から知っている捕手がいるということは、大きなポイントだったのではないでしょうか。

DeNAベイスターズの正捕手、黒羽根選手は、持ち前の強肩に加え、昨シーズンは打撃に成長が見られた素晴らしい捕手ですが、キャッチングやリードの面を見ると、まだまだ物足りなさはあります。

そういった捕手という観点から見てもソフトバンクホークスが有利だったのだと思います。

 

唯一の望みはプロ入り時にベイスターズ入団を希望していたこと

ベイスターズおよび、ベイスターズファンが長い間、松坂選手が日本に復帰するときには来てくれるのではないか?と希望を持っていた理由が、高卒時のドラフト会議で指名されるときの希望球団がベイスターズだったということです。

当時、高校野球界で伝説となった地元横浜高校の大エースが、ドラフト前に発した「ベイスターズ以外の球団に指名されたら社会人野球に進む」という発言。ベイスターズファンは、たいそう喜びました。

しかし、本人の望みは叶わず、交渉権は西武ライオンズが獲得しました。その後、西武ライオンズに入団しましたが、あの時の気持ちが本当ならば、きっと15年越しの想いを叶え、ベイスターズに来てくれるのではないか?とファンは期待していたのです。

ただ、冷静に考えてみましょう。あの当時は、ベイスターズが優勝した年のドラフト会議です。マシンガン打線と呼ばれた得点力抜群の打線と、投手の将来を考えて、中継ぎ投手にもローテーション制を採用していた権藤監督がいた頃のベイスターズです。

長年、最下位が定位置で、ここ数年で少しはマシになったと言えども、Aクラスどころか4位にもなれないチームとは、全然別のチームなんです。

そう考えると、ベイスターズが選ばれる理由なんて、何一つないことがわかりますよね。

 

ベイスターズ的まとめ

冷静に分析してみたら、何一ついいところが見つからなかったという、まさかの自虐ネタになってしまいましたが、とりあえず松坂選手の事は潔く諦めましょう。

我がベイスターズにも、同じくメジャー帰りの投手、尚成選手がいるではないですか!

残念ながら、今年は未勝利に終わりましたが、それでも試合を作ったゲームも何試合かありました。(壊した試合もありましたが…)

引退覚悟で来シーズンに臨むようなので、先発にこだわらず、ソトと同じような使い方をすれば、貴重なリリーフの一角を担ってくれるのではないかと期待しています。

それではまた。